□ 鳥取ジャーナル第428号 □


鳥取県視障協発行(R02.04)


ーー 第5回理事会を開催 −−

 本年度5回目となる理事会を3月1日に視覚障がい者中部支援センターを会場に開催した。
 新型コロナウイルスの拡大の騒ぎの中での開催であったが、理事1名と相談役の欠席を除く15名の参加を得て開催した。
 定刻の10時30分に森下総務部長が出席者数が定款30条の規定を満たしているとの報告を行った後、会長が挨拶、その中で、2月18日に亡くなった森岡前副会長の功績に触れ、全員で起立して黙祷を行った。
(1)第1号議案:近況報告について(報告事項)
 会長から、2月2日に中国ブロック代表者会議が松江市で開催され関係理事が参加、また、広島市が1月26日に創立70周年式典を開催し、会長が参加したとの報告を行った。
また、新型コロナウイルスの影響で、3月14日のボルダリングイベントと3月18日の点字ブロックの日イベントが中止になったことも報告した。
その他にも、東京での女性部全国委員会、日視連評議員会、あはき協議会の委員会が中止になったことの報告も行った。
 併せて、今回の理事会から当協会が推薦した日視連弱視問題対策担当委員藪田和利(やぶた かずとし)氏に関係者として出席してもらうことにしたとの報告があった。
(2)第2号議案:入退会者の承認について(審議事項)
 各支部長から次のとおり報告があった。
  ・東部支部 退会者  1名
  ・中部支部 死亡退会者1名
  ・西部支部 死亡退会者1名
        退会者  1名
 以上を全員の拍手で承認した。
(3)第3号議案:令和元年度業務執行理事、各部事業報告並びに決算報告(中間)について(報告事項)
 代表理事、3名の業務執行理事から担当業務の令和元年度執行状況について、各業務とも計画通り順調に業務執行が出来ているとの中間報告があり、併せて、各部の担当理事から、令和元年度の各部の活動も計画通りとの中間報告を行った。
(4)第4号議案:令和2年度事業計画案、予算案並びに資金調達並びに設備投資の見込みの承認について(審議事項)
 事務局長から、次年度の事業については本年度の事業を踏襲することを基本にしているが、次年度は、加えて中国ブロック視覚障害者福祉大会を本県が開催することになっている。なお、この事業については公益事業として行う。
 予算については、本年度の状況を踏まえた予算計画とした。
 資金調達並びに設備投資については、次年度の予定はないとの報告を行った。
 以上の報告を全員の拍手で承認した。
(5)第5号議案:令和2年度定時総会について(審議事項)
 会長から、
日時:5月24日(日)
会場:米子コンベンションセンター
開催時間:10時30分から
議題:令和元年度事業報告、決算報告の承認他定款、法令で定められた事項
 会員への開催通知は今後郵送するとの報告を行った。
 以上の報告に対し質問・意見はなく、全員の拍手で承認した。
(6)第73回全国視覚障害者福祉大会宮城大会参加について(報告事項)
 会長から、宮城大会が6月14〜16日にかけて開催される。参加者は現在11名になっている。新型コロナウイルスの関係で、開催が流動的とも報告があった。
(7)本年度要望活動への最終回答の報告と令和2年度県関係部署への要望のとりまとめについて(報告事項)
 会長から、本年度の要望活動の最終回答の報告を理事の皆さんには送っている。令和2年度の要望事項についてはメールで事前に送っている。その中で、シグナルエイド対応音声ガイド装置のところで、事前に協会の方に相談をして欲しいとの1項目を新たに追加した。これは、シグナルエイドに十分対応していない音声ガイド装置が設置されている例があるからとの理由を付け加えて報告し、全員が承認した。
(8)第69回中国ブロック視覚障害者福祉大会鳥取大会について(報告事項)
 会長から、名称を第69回中国ブロック視覚障害者福祉大会鳥取大会としたい。大会要項案は、2月2日の中国ブロック代表者会議の時に各団体へは渡している。6月ごろには第2報として具体的な日程などを送る予定。と報告をした。
 事務局長から、年度が変わってから会長と相談しながら、事務局のほうで皆さんにお願いすることがあると思うので、その時には対応をよろしくお願いしますと補足した。
   以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(9)第9号議案:その他(報告事項)
@ 盛田業務執行理事から、東部支援センターが、当初はさわやか会館移転に決まっていたが、急遽2月3日に県・市との話し合いで、さざんか会館4階に決まった。現在音声ガイダンス、誘導点字ブロック敷設、部屋の改修工事の見積もりをお願いしている。また、玄関の左側の壁に支援センターの部屋とつながるインターホンをつけていただくことになったと報告をした。
 事務局長から、鳥取市の内部の問題があり、急転直下さざんか会館4階に決まった。部屋の大きさは中部支援センターより一回り大きく、壁を挟んで聴覚支援センターも入る。移転については6月下旬になる予定、安心して利用できるように、市・県と十分話し合っていきたいと補足した。
A 藪田弱視問題担当委員から、昨年の7月に東京で弱視問題対策委員会が行われた。全国から40名ほど出席し、2年間の任期で一人一人が委嘱状を受けた。今後の活動として、ロービジョン、弱視の問題点を拾いながら、その問題点を国に要望することとなったと報告した。
 事務局長から、県内でもロービジョンの施策が本格的になり、2月17日に鳥大医学部に相談窓口ができた。現在月曜日、火曜日の午前に相談を受けることになっている。今後支援センターとも連携を取ながら効果的な支援を実施したいと補足報告を行った。
  B 赤星支援センター支援員から、  
○2月17日に鳥大医学部にロービジョンの窓口ができた。
○県に支援センターの実績報告をすることになっているが、その報告の中で、12月までの統計で昨年度と比べて140%ぐらい相談件数も相談人数も増えた。理由としては、支援センターが地域に知られるようになったり、関係機関、団体のネットワークが築けたことではないかと思っている。 
○支援センターで、東・中・西の了解を受けた人に住宅に関するアンケートを行った。その中で、災害に関することで要援護者の登録をしていない人が多くおられた。個人情報があるため市町村によってはばらつきがありますが、支援員で要援護者の登録の代行ができるものはお手伝いしたい。
○ロービジョンの方も見やすく、また運転手からも視認しやすい点字ブロックを、2月29日に国道431号線のホームセンターいないの入口近くに、78枚警告ブロックが試行敷設された。皆さんにも歩いていただいて体験してもらいたい。
 以上のような報告とお知らせをした。
 以上をもって議案の全ての審議及び報告が終了し、12時30分森下理事が閉会を宣し、解散した。

ーー 6月開催予定だった仙台での全国大会も中止、先行きの見通しが立たない ーー

 新年度を迎え、恒例の支部の総会(報告会)が、東部支部では5日に開催予定だが、中部と西部では延期とした。
 また、3月以降では日視連の女性協議会の全国委員会、同じく評議員会とあはき協議会の委員会が相次いで流会となった。
 また、3月31日になって、6月14日からの三日間、仙台市で予定されていた第73回の全国視覚障碍者福祉大会も中止の連絡が入った。
 現段階では、例え専門家といえども見通しが立たないことで、本県と島根県では発生していないとはいいながら、警戒に越したことはない。
 早く治療薬やワクチンが開発されるのを待つしかない。

ーー 第28回あはき師国家試験の合格者発表 ーー

 第28回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の合格者が3月26日、公益財団法人東洋療法研修試験財団から発表された。
 試験は2月22、23の両日、全国59会場で行われた。
 今回の各区分別受験者数、合格者数、合格率は次の通り。
 「あん摩マッサージ指圧師」受験1432名、合格1213名、合格率84.7%(前年合格率86.8%から2.1ポイント下降)。
 「はり師」受験4431名、合格3263名、合格率73.6%(前年合格率76.4%から2.8ポイント下降)。
 「きゅう師」受験4308名、合格3201名、合格率74.3%(前年合格率78.5%から4.2ポイント下降)。

<先月(3月)のあゆみ>
 3月 1日(日)  倉吉の視覚障がい者中部支援センターで、本会第5回理事・役員会。
 3月 8日(日)  東部支部と中部支部はさわやか会館と倉吉体育文化会館で午前支部役員会。
 3月18日(水)  倉吉体育文化会館で、女性部会役員会。
 3月22日(日)  午前、ライトハウスで三猟部会役員会。
☆3月14日のボルタリングと、18日の点字ブロックの日のイベントは中止となった

<今後の予定(4月〜6月)>
 4月 5日(日)  東部支部はさわやか会館で支部総会と役員会。中部支部と西部支部は延期とした。
 4月15日(水)  女性部会は倉吉体育文化会館で総会と合同訓練の予定を中止した。
 4月19日(日)  三療部会はさわやか会館で総会と研修会の予定を中止した。
 4月27日(月)  午後、ライトハウスで本会監査会。
 5月 9日(土)  中部支援センターで理事・役員会。
 5月24日(日)  米子コンベンションセンターで定時総会。
 6月14日(日)  16日までの三日間、宮城県仙台市で第73回の全国視覚障害者福祉大会が中止。

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