□ 鳥取ジャーナル第429号 □


鳥取県視障協発行(R02.05)


ーー 理事会や定時総会を異例の形で −−

 法令により開催が義務付けられている理事会や総会ですが、新型コロナウイルスの蔓延による影響で、5月9日に予定していた理事会は書面による決議の省略という形で、また、5月24日に予定していた定時総会は、更に極少数による開催として、再度案内を出しなおしています。
 2度目にお送りした案内をお読みいただいて、委任状にご記入後、速やかに同封の返信用封筒で送り返していただきますよう宜しくお願いします。
 恐らく年度前半は事業ができないと思いますが、再始動後にはその分蓄えたエネルギーをぶつけて、活発な活動に繋がりますよう、この息苦しい時期を元気で乗り切りましょう。

ーー 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全国に緊急事態宣言 ーー

 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が、4月16日夜に開かれた対策本部で、東京など7つの都府県以外でも感染が広がっていることから、5月6日までの期間、対象地域を全国に拡大することが決定された。
 全国に拡大する中で、本県では隣の島根県、岩手県と感染者が出ていなかったが、島根県に続いて本県でも20日現在で3名の感染者が発生した。
 情報アクセスに困難を抱える視覚障害者にとってはホームページには刻々と情報が掲載されていても、把握が難しい。ここでは県のホームページから極一部ですがご紹介します。
新型コロナウイルス感染症の予防のためには、こまめな「手洗い」やマスク着用を含めた「咳エチケット」、「こまめな換気」が大切です。 
1-1 全国に「緊急事態宣言」が発令されたことに伴い、観光はもとより、仕事や帰省などであっても、特に必要な場合を除いて都道府県をまたいだ移動を見合わせるよう、強くお願いします。
1-2 ゴールデンウィーク中のお願い事項
○不要不急の外出をせず、家で過ごしましょう。
○事業主の皆さんは、従業員が休みやすい環境を整えてください。
○家族・親戚が帰省しないように呼びかけてください。
○単身赴任中の方も含め、家族・親戚・知人などに会うために旅行や観光を目的として、都道府県をまたいで人が移動することは避けましょう。
1-3 平常時に比べ、人と人との接触機会の「極力8割」の削減を目指すために、接客を伴う夜の街を避けるなど、不要不急の外出をしないようお願いします。
             (医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への通勤、屋外での運動や散歩など、生活の維持のために必要なもの等を除く。)
1-4 1m、できれば2mのソーシャルディスタンス(他者との距離)をとりましょう。
1-5 手洗いまたは手指消毒、マスク着用を始めとした咳エチケットを励行するほか、3つの「密」(密閉空間、密集した場所、密接した会話)を避け、慎重に行動をお願いします。
1-6 医療機関を受診したいと思ったときは、事前に電話して指示に従うようにしましょう。
取り急ぎかかりつけ医を受診する場合でも、地域の医療機関を守るために、必ず事前に電話してから受診してください。突然医療機関を受診され、医師、看護師、来院者が感染した場合、医療機関の閉鎖につながり、日頃の治療が受けられなくなるおそれがあります。
1-7 風邪症状や発熱、味覚・嗅覚に違和感が出たら、外出は控え、まず、発熱・帰国者・接触者相談センターにご相談ください。
 軽い風邪症状の場合には、無理をせず、なるべく自宅で安静にして、療養しましょう。
 症状が長引いたり、悪化して、「感染したかな。」と思ったら、医療機関を受診する前に、発熱・帰国者・接触者相談センターにご相談ください。また、ご不安な場合の相談も可能です
 また、下記の目安には当てはまらない場合でも、発熱や咳などの症状があり、かかりつけ医を受診されるときは、かかりつけ医に事前に連絡をしてから受診してください。
発熱・帰国者・接触者相談センターにご相談いただく目安
 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様)
 強いだるさ(倦怠感)や 息苦しさ(呼吸困難)がある方
 ※小児の場合も上記を目安にしてください(現時点で、小児が重症化しやすいとの報告はありません。)。
  以下のようなかたは重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、ご相談ください
高齢者
 糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
免疫抑制剤や抗がん剤を用いている方
 ※妊婦の方は、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めにご相談ください。
 相談後、医療機関にかかるときのお願い
発熱・帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
医療機関を受診する際は、マスク着用、手洗い、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
 発熱・帰国者・接触者相談センター
東部地区発熱・帰国者・接触者相談センター(鳥取市保健所内)
(管轄:鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町)
電話:0857-22-5625(時間外 0857-22-8111)
中部地区発熱・帰国者・接触者相談センター(倉吉保健所内)
(管轄:倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町)
電話:0858-23-3135、0858-23-3136
西部地区発熱・帰国者・接触者相談センター(米子保健所内)
(管轄:米子市、境港市、日吉津村、大山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町)
電話:0859-31-0029
 <対応時間>
    電話:24時間対応(土日、祝日を含む)
 2 全般的な相談窓口
鳥取県健康政策課感染症・新型インフルエンザ対策室                 
電話:0857-26-7153
※受付時間:午前8時30分から午後5時15分(土日、祝日を除く)
厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)                 
電話:フリーダイヤル)0120-565-653
※受付時間:午前9時から午後9時(土日、祝日を含む)             

ーー 消費者庁 新型コロナ便乗の悪質商法に注意喚起 ーー

 消費者庁は、新型コロナウイルス感染症に便乗した身に覚えのない商品の送り付けなどの悪質商法に関して、注意喚起している。
 一例として、今月17日より政府が配布する2枚の布製マスクは、透明の袋に個包装され、大きめの透明の袋の中に「3つの密を避けましょう!」と書かれた青色のお知らせ文とともに同封された状態でポストに直接投函される。しかし、それ以外の身に覚えのない荷物が送り付けられる事例があるため注意が必要とのこと。
 今後も、新たな手口の勧誘が行われる可能性があるため、少しでもおかしいと感じたら早めに相談するよう呼びかけている。
 問い合わせ先は「消費者ホットライン188(局番なしの3桁番号)」。

ーー 青い鳥葉書 無償配布受け付け中 ーー

 日本郵便株式会社は、重度障害者向けに青い鳥をデザインしたオリジナル封筒に通常郵便葉書を入れた「青い鳥郵便葉書」の無償配布を開始した。対象は重度の身体障害者(1級または2級)と知的障害者(療育手帳にAまたは1度、2度と表記されている方)。
 受け付け期間は6月1日まで。
 配布される葉書の種類は通常郵便葉書の「くぼみ入り」「無地」「インクジェット紙」か、通常郵便葉書胡蝶蘭の「無地」「インクジェット紙」のいずれか1種類を選択(「くぼみ入り」は、視覚障害者にも上下・裏表が分かるように、表面左下に半円形のくぼみを入れたもの)。
 配布枚数は1人につき1種類を20枚。
 申し込みは次のいずれかで。
 (1)最寄りの郵便局の窓口に身体障害者手帳または療育手帳を提示し、所定の申込書に必要事項を記入して提出する(代理人でもよい)
 (2)適宜の用紙に「青い鳥郵便葉書配布申込書」と明記し、手帳の種類、級別または程度、手帳番号、希望する葉書種類、住所、氏名を記入し、最寄りの郵便局に郵送する。申込書は、郵便局の窓口で入手できる。
 葉書は最寄りの郵便局から送付。
 申込者が住所または居所の配達を担当する郵便局の窓口で直接申し込んだ場合は、その場で受け取ることもできる。
 なお、新型コロナウイルス感染症拡大を防止する対策として、郵便局の休業、窓口の時間変更が行われているため、申請の際にはご注意を。

<先月(4月)のあゆみ>
 4月 5日(日)  東部支部はさわやか会館で支部総会と役員会。中部支部と西部支部は中止とした。
 4月15日(水)  女性部会は倉吉体育文化会館で予定していた総会と合同訓練を中止した。
 4月19日(日)  三療部会はさわやか会館での総会と研修会の予定を中止した。
 4月20日(月)  県の委託費の調査が予定されていたが、県へ関係書類を送付する対応となった。
 4月27日(月)  午後、ライトハウスで本会監査会。

<今後の予定(5月〜6月)>
 5月 9日(土)  中部支援センターで理事・役員会の予定は変更して書面決議とした。
 5月24日(日)  米子コンベンションセンターで定時総会。
 6月14日(日)  16日までの三日間、宮城県仙台市での第73回の全国視覚障害者福祉大会は中止となった。

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