公益社団法人   鳥取県視覚障害者福祉協会


最終更新:2017−04−03

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事業報告


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平成28年度事業報告


点字ブロックの日の記念イベントを鳥取市で

 県立鳥取盲学校と本会の共催で計画した点字ブロックの普及・啓発記念イベントを、3月18日の点字ブロックの日の前日の17日に、鳥取市内で行った。
 集まったのは盲学校の生徒や職員や学校ボランティア、国・県・市の道路規格・維持の職員の方々や福祉の担当者、それに本会の会員で総勢30名程度、学校用意の揃いの黄色いアノラックを着込んで1時50分に集合した。
 2時からは開始式を行い、その後鳥取駅北口から県庁までの間で歩行者を呼び止めて点字ブロックへの理解を訴えながら、チラシ入りのティッシュを配った。
 県庁では出迎えの障がい福祉課や他課の職員らを前に、子供達が点字ブロックの意義について文書を読み上げて、会場は大きな拍手に包まれた。
 休憩後、今度は反対側の歩道を駅北口まで歩き、3時過ぎに解散式でイベントの幕を閉じた。
 昨年の第1回より距離も伸び、準備にも慣れたせいか、少人数ながらまとまったイベントで、今後も続けて行くことが期待される。

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深山千鶴子さんの校正労働大臣表彰受章祝賀会をにぎやかに開催

 昨年12月6日に、皇居で授与式が行われた深山千鶴子さんの厚生労働大臣表彰受章を祝う祝賀会を、本会理事会終了後の12時半から、ホテルセントパレス倉吉で開催した。
 24年の長きに渡り、本会の女性部会長として、本県女性の社会参加に寄与されてきた功績が認められたもので、鳥取盲学校時代の古くからの知己や友人を始め51名の多くの参加者が集った。
 下田理事の司会で始まった会は、まず会長が挨拶を行い、門脇事務局長が推薦からの経過を報告して、その後に深山さんの前の女性部長の八幡アキエさんが参加者を代表して、昔話を交えながら祝辞を述べられた。
 その後深山さんが登壇され謙虚さをにじませながらの謝辞を述べられた後、橋谷理事から記念品が贈呈された。
 板垣相談役の乾杯の音頭で始まった会食が、ある程度進行したところで、参加者に順次マイクが回されて、それぞれが思い思いの昔話や祝いの言葉を贈った。
 名残は尽きないが、和やかな内に、2時15分に盛田理事が閉会を告げて閉会となった。

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第4回年度末理事・役員会を開催

 あいにくと小雨交じりとなった2月26日の日曜日に、ホテルセントパレス倉吉で、本年度第4回目の理事・役員会を開催した。
 員外監事の遠藤氏を始め、理事・役員全員の出席のもとで、午前10時に始まり、以下のような議題で報告やそれに対する意見交換・必要な承認を行った。
 議題は、
1.近況報告について
 会長より、
・2月5日の中国ブロック代表者協議会の報告、それに基づく全国大会への中国ブロックからの提出議題が障がい者雇用率を障がい種別で算出を、グループホームへの入所要件の緩和をとなったこと
・昨年10月14日施行の、支え合い交通条例の啓発の依頼への対応について
・東部、中部での本会リーフレットの配布方について
・保険点数表へのマッサージ点数復活の請願署名への協力
などの報告と依頼を行った。
2.入退会者の確認について
 東部から、川本さんの退会の報告があった。
3.平成28年度業務執行理事、各部事業報告、決算報告(中間)について
 会長が公益事業について、3名の執行理事がそれぞれ担当の部会の概略報告を行ったあと、直接担当部長が報告を行い、ほぼ予定通りの事業が進められているとの報告を承認した。
4.平成29年度事業計画案並びに予算案の承認について
 門脇事務局長より事業計画案、それに伴う予算案が示され、ほぼ例年通りの予算規模を若干の質疑応答後に承認した。
5.第70回全国盲人福祉大会(徳島)への対応について
 5月26日からの三日間、徳島市で開催される全国大会への対応について、参加者を募るとともに、提出議題の検討を呼びかけた。現在のところ、10名の参加申し出を受けた。
6.今後の日程について
 年度末から年度初めのタイトな時期での必要な会議について、役員間での共有を行った。確認したのは、
・3月 5日:各支部役員会
・3月15日:女性部会の役員会
・3月17日:鳥取市内での点字ブロックの啓発活動
・3月19日:三療部会役員会
・3月26日:青年部会役員会
・4月29日:青年部会総会・役員研修会
・4月30日:三療部会総会・研修会
・5月 1日:本会監査会
・5月 6日:本会理事・役員会
・5月21日:本会総会
などであった。
7.次年度県関係部署への要望活動について
 事前に配布していた各支部からの要望と、その他多くのこれまでの課題をまとめた要望書をもとに、内容の精査と追加確認などを行った。
 新しく入れたロービジョンケアの進めや、バス停を分かりやすくするための音サインの方策などを追加するとともに、タクシー利用についての1項目を更に追加することで承認したが、なお来月10日までを最終期限として、確認などを再度行うこととした。
8.その他
 本会と鳥取盲学校が共同で取り組む「点字ブロックの日」の記念イベントについて、3月17日の午後に、鳥取市内でチラシ・ティッシュ配布を行うことを下田理事が説明し参加を呼びかけた。
 また、板垣相談役から、アイサポート運動におけるサポーターからの名乗りの徹底についての要望があり、今後アイサポートのマニュアルに明記してもらう取り組みを行っていくことを確認した。
 以上のような話し合いを行って12時10分に閉会した。

中国ブロック代表者協議会が岡山市で開催

 秋の中国ブロック盲人福祉大会の主催県が、この2月に恒例で開催する日本盲人会連合中国ブロック会代表者協議会が、5日の日曜日に、岡山県視覚障害者協会(片岡美佐子会長)の主管で、北区西古松の岡山県視覚障害者センターで開催された。
 本県からは、都合で欠席となった青年部長を除く会長と女性部長、それに事務局長の3名が出席した。
 午後12時30分からの各会議の内、会長会議では、各県提出の以下の各議題が審議された。
○平成29年度第66回中国ブロック盲人福祉大会について(広島県)
 開催要項の第一報が配布され、平成29年9月16、17(土・日)の両日に、福山市で開催されることや、補足説明が行われた。
○障害者グループホームにおいて、65歳以上で障害となった者も、入所が認められるよう要望する(山口県)
 理由と根拠、不都合さを精査後、日盲連で取り組んで行きたいとの小川日盲連副会長の回答があった。
○警察官や吏員の身分を証明するものの点字化や拡大文字化を要望する(島根県)
 島根県隠岐の島での駐在所の実例が回覧された後、意見交換を行い、通常の身分証明書では確認ができない重度の視覚障害者にとって、重要な問題なので、今後どういう方法が考えられるのか、各県でもそれぞれ検討して行きたいとの結論だった。
○障害者雇用率の内訳を障害種別で算出していただきたい(広島市、鳥取県)
 両県の提出内容が重なったテーマであったことから、昨今の障害者雇用が進む中で、重度視覚障害者の置いてきぼり感を明らかにする必要があるとの結論だった。
○平成医療学園訴訟問題に対する中国ブロックでの取り組みについて(岡山県)
 日盲連の決議をブロックでも決議すること、はがきによる陳情活動、一般署名活動、募金活動、積極的な傍聴活動、各団体に対応担当者を配置などが提案され、討議を行った。
 決議については全体会で行うこと、その他の項目については、近く動き出す予定の日盲連に同調して積極的に取り組んで行くこととした。
 また、議題の他、平成29年5月26日からの三日間徳島県で開催される日盲連全国盲人福祉大会への参加要請、国の第4次障害者計画に対する日盲連の取り組みとして、安全、自営業者に対する合理的配慮、情報アクセシビリティを 訴えていること、身障手帳の視覚の要件が見直されようとしていることなどが、中央情勢として報告された。
 また、中国ブロックからの選出理事として、島根県の小川会長を、あはき協議会委員として、鳥取県の市川会長を引き続き推薦した。
 また、それぞれ別室で開かれた青年部長会議、女性部長会議では、総ての駅ホームに内方線付きの点字ブロックを(広島県)、家電製品の視覚障害者への配慮について(鳥取県)、秋の青年部交流会について(岡山県)、各県の同行援護事業の現状について(広島県)、入院時にもホームヘルパー利用を(山口県)、金融期間、保険会社などでの代読・代筆の統一的対応(島根県)、食品の賞味・消費期限の表示明瞭化を(岡山県)などが話し合われた。
 会長会議、部長会議終了後に全体会議があり、各会議の報告が行われた後、日盲連起案の「あはき等法19条を厳守することを求める決議案」を全会一致で承認・決議した。
 会議終了後センター近くの'いとい’で交流会があり、会議とはまた違った情報交換に花が咲いて、5時に閉会した。
 段取りを、また重ねてご配慮いただいた岡山県視覚障害者協会のみなさん、ありがとうございました。

今年度第3回の理事・役員会を開催

 年の瀬を迎えた12月4日の日曜日に、倉吉の体育文化会館を会場に、今年度第3回目の理事・役員会を開催した。
 祭事や仏事などの都合で2名の理事と役員1名の欠席はあったが、理事9名と監事1名、事務局長が出席して、定刻を早めて10時15分に開会した。
 会長挨拶に続いて、下記のような議題を審議した。
1.近況報告について
 11月7日の県行政監察・法人指導課による本会の定例の立ち入り調査、11月11日のJR米子支社との視覚障害者の安全に関する意見交換会、11月29日の日盲連の臨時評議員会などの報告を行うとともに、この度の秋の褒章での深山千鶴子女性部会長の厚生労働大臣表彰受章を改めて報告し、理事会としての祝意を表した。
2.入退会者の確認について
 東部、中部、西部支部のそれぞれ1名の死亡退会と、中部支部での入会者1名、西尾さんを承認した。
3.業務執行理事報告、並びに各部報告と今後の予定について
 業務執行理事の総括的な報告に続いて、各部会長、担当理事などが今年度前半の報告を行うとともに、年度末に向けての事業予定などを報告した。
4.中部地震について
 岡山県視覚障害者協会から義援金があったことを報告した後、本県理事からの志と合わせて、被害の大きかった9名の方々への贈呈を承認した。
5.本会リーフレットについて
 10月に完成した本会の活動を紹介するとともに、合わせて視覚障害者に対する支援のあれこれを啓発するためのリーフレットについて、事務局長から内容の紹介を受けた後、今後の活用方法について、自治体福祉の窓口や眼科医などへ配備・配布依頼を働きかけていくこととした。
6.新情報コミュニケーション支援機器について
 今年度、県の委託で導入した新しいコミュニケーション支援機器のブレイルセンスの現状での活用状況を報告するとともに、更なる訓練事業での今後の活用を呼びかけた。
7.次年度県関係部署への要望活動のまとめについて
 今年度は、例年より遅い10月に実施したことの報告を行うとともに、次年度の要望項目の各支部からの提出期限を1月末とした。
8.次年度事業・予算について
 県からの、委託事業についてのヒヤリング結果報告を事務局長から行い、ほぼ例年通りの事業と予算立てを了承した。
9.その他
(1)県による立ち入り調査について
 現在文書指摘はまだ来ていないが、口頭での指摘事項を踏まえて、本会の健全運営に努めていくことで、詳細については会長、事務局に一任をした。
(2)年度末及び新年度の日程について
年度末理事・役員会・祝賀会 2月26日(日) 
平成29年度第1回理事・役員会 5月6日(土)
平成29年度定期総会  5月21日(日)
 などを決めた後、午後1時15分に閉会した。
 この度の中部を中心とした震災に対して、温かい見舞いの気持ちを寄せていただいた岡山県視覚障害者協会の皆さん、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

JR米子支社と安全対策などで意見交換

 相次ぐ視覚障害者のホームからの転落事故などを受けて、11月11日に会長と田草理事、それに事務局長の3名がJR米子支社を訪れ、事前に送付した要望書に基づいて、安全対策などについて意見交換を行った。
 対応していただいたのは、営業課課長代理のお二方、輸送課輸送計画課長代理、車輌課課長代理、それに段取りをしていただいた総務課の1名を含む5名の方々。
 冒頭日頃から安全利用に配慮をしていただいていることに謝意を述べた後、視覚障害者を見かけた際の声かけや、乗客にも声かけをお願いするための構内アナウンスの導入、構内や車内での白杖SOSシグナルの社内教育での取り上げ、自動改札機導入に伴う配慮などといったソフト面での安全対策や、音声ガイド装置、点字ブロックをJIS規格のものに、また内方線導入促進をなどハード面での要望について、意見交換を行った。
 ソフト面での理解は一定程度得られたことが感じられて、今後更なるアクションが期待できそうであるが、とはいえ、我々としては、無理はせずに安全第一で、こちらからの声かけも、一層心がけて行くのに越したことはない。
 今後も肝に銘じて安全に気を付けましょう。
 貴重な時間を割いて真摯に対応していただいたJR米子支社の方々には御礼申し上げます。

恒例の県関係部署への要望活動を実施

 本協会の各方面への要望を県の関係部署へ伝えて意見交換をする恒例の事業、要望活動を、いつもの5月ではなく、本年度は10月24日に県庁第2庁舎9階の会議室で行った。
 出席者は会長と副会長2名、理事2名と女性部の総務部長、それに事務局長と同行援護のヘルパー1名の計8名で臨んだ。
 10時に開始し、障がい福祉課を中心に、道路、建物、運輸、人事院、医療政策、警察など、多岐にわたる要望項目に対応する各部署からお越しいただいて、合わせて意見交換を行い、昼食を挟んで午後3時40分に終了した。
 折しも発生した県中部での地震への対応で、藪田福祉保健部長他、防災、危機管理などへは直接の意見は届けられなかったことは残念であったが、場合が場合なので、やむを得ない状況下であった。
 すぐすぐには解決しないことも多いが、意見交換することにより、少しでも前進できたらとの思いで続けてきた事業で、今後も大事にしていきたい事業である。
 主として対応していただいた岡村課長補佐を始め、対応していただいた関係部署のみなさんには、いつもながら真摯な対応をありがとうございました。感謝申し上げます。

恒例の文化祭を米子市で開催

 毎年恒例で、文化の日を前にして、東部、中部、西部で持ち回りで開催してきた本会の文化祭を、本年は10月23日の日曜日に、米子市の心身障害者福祉センターで開催した。
 21日午後に起きた中部の倉吉市を中心にした地震の影響で開催が危ぶまれたが、折角楽しみにしている人もあることから、予定通りに開催をした。
 中部からは数名の欠席者も出たが、片付けを後回しにして、余震を逃れるためにも参加したという方もおられ、約60名近い参加者とボランティアの参加があった。
 毎年文化的な事業をと講演会などを企画してきたが、今回は音声解説付きの映画の上映会を行った。
 県内を中心に、音声解説映画の普及に取り組んでおられるリーディングアクトの田中京子さんの技術協力を得て、イギリス映画の「ブラス」を上映した。
 初めての試みで、音楽も楽しめるとの理由で選んだ作品だったが、音楽の部分とセリフの部分での本編音声レベルと解説音声の音量レベルのバランスに苦慮した。それでも、セリフだけでは把握できない状況説明のおかげで、十分に楽しめた鑑賞会であった。
 昼食を挟んで午後からは、これも恒例のカラオケ大会で、東部、中部、西部の代表の4名ずつが自慢の喉を競った。
 最後に表彰式で入賞者に記念品などが贈られて閉会した。
 協力いただいたボランティアグループのわらび会のみなさん、そして図書館職員にも御礼申し上げます。

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三療部会が第2回目の研修会を開催

 本会三療部会は10月16日の日曜日に、倉吉の体育文化会館を会場に、県下各地から会員のあんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師20数名が参加して第2回目の研修会を開催した。
 今回は本会の前会長で大ベテランの板垣成行さんを講師に、60年になんなんとする開業歴を振り返って印象に残った事や、日頃の臨床で心がけておられること、まためまいの症例を取り上げて、ご自身の治療方針などをお話しいただいた。
 昼食を挟んで午後は市川会長を座長に、日頃考えていることやいかにすれば資質の向上を図れるか、営業をいかに成功させるかなど、様々な意見交換の場、'何でもディスカッション’を行った。
 知人9名で月1回の勉強会をしている、患者との接し方、仕事に対する考え方など、様々な意見が出され、定刻の2時30分に閉会した。

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敬老の日を前に恒例の治療奉仕を実施

 本会公益事業の一つの柱であり、地域貢献活動と位置付けている治療奉仕活動を、敬老の日を前にした9月18日の日曜日に、本会三療部会と公益社団法人鳥取県鍼灸マッサージ師会との共催で、本年も米子市保健福祉総合センター'ふれあいの里’を会場に開催した。
 対象は米子市老人クラブの方々で、毎年楽しみにして来られる方もおられ、9時30分の開始時間を少し早めて治療を始めた。
 施術者は20名。事前に申し込みを受けていた13名の方々に鍼と灸を、38名の方々にマッサージを受けていただいた。
 それ程忙しいと言うほどの人数ではないので、ゆっくりと時間をかけて会話も楽しみながら、日頃の疲れの極1部でも解消していただけたのではないかと思う。
 今回、鍼と灸の部屋では、本会がこの度新たに購入した簡易ベッド3台を含む4台を設置して治療にあたった。これまでの座布団を並べて使っていたのと比べて、対象者にしても、施術者にとっても快適に治療に専念できて、しかも見栄えも大変よくなった。
 毎年ながら、受付や移動でお世話をいただいたボランティアや社協のみなさん、ありがとうございました。そして施術者のみなさん、ご苦労様でした。

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第65回中国ブロック盲人福祉大会が岡山県で盛大に開催

 65回目を数える日本盲人会連合中国ブロック盲人福祉大会が、9月10日と11日の両日、岡山県岡山市のロイヤルホテルを会場に、関係者ら約350名が参加して開催され、本県からも、ヘルパーや付き添いを含む29名が参加した。
 初日には一般部会、女性部会、青年部会、あはき部会、ボーリング体験を含むスポーツ部会の5分科会が開かれ、各県からの提出議題を審議した。その後、全体会議で分科会報告が行われ、質疑応答後に承認した。また、並行して各県2名ずつ出場のオセロ大会が開かれ、日頃の腕前を競った。
 また、不当な差別を受けたとして訴訟中で、日盲連も全面支援している岡山短期大学の山口雪子准教授が飛び入りで登壇され、これまでの支援に対するお礼と、今後の協力依頼を述べられた。
 続く講演会は、日本盲人会連合の竹下会長の「中央状勢報告」を聞き、ホーム転落事故への対応や、あはき法の問題などについて質問も多く出された。
 夜には地元の料理を楽しみながら、地元のもてなしの催しで盛り上がるとともに、あちこちで意見交換・交流の花が咲いた。
 翌11日にはアピールの場である式典が、そして宣言や決議を採択するための議事を行った後、最後に恒例の中国ブロックカラオケ大会が開かれた。応援の声援が 交錯する中、各県代表の歌声に聞き入った。
 本県のカラオケ代表の池口幸輝さんと門木光明さん、オセロ代表の盛田政雄さんと下田悟さんは、検討及ばず、惜しくも入賞を逃した。
 万全の準備をされ、もてなしをしていただいた地元の会員や、多くの関係ボランティアの方々に御礼申し上げます。
 なお、次年度大会は9月16日と17日に、広島県福山市で開催の予定である。
 決議された事項は、以下の18項目。
一 総ての地方公共団体において、当事者参画による障害者差別解消推進条例の制定を
一 65歳を過ぎてからのグループホーム入所に際して、要件の緩和を
一 視覚障害者が三療以外でも安定した生活を営んでいけるよう新職業の開拓など、各方面での努力を
一 大型店舗・セルフサービスの店舗での買い物支援サービスの充実を
一 地域生活支援事業での、自宅における代筆代読サービスの速やかな実施を
一 あんま・マッサージ・指圧、はり、きゅう関連の無資格業者養成所の排除を
一 あんま、はり、きゅうの保険点数を現行より引き上げ、病院等で働く視覚障害者が意欲を持てるよう
一 研修会の充実で、資質の向上と組織強化を
一 無資格業者の法的規制を早急に
一 視覚障害者が金融機関を利用する際、複数の行員の立ち会いの下で代筆、代読が可能になるよう
一 入院時にもホームヘルパーの利用ができるように
一 テレビの緊急放送や、ニュース速報の字幕の音声化を
一 押しボタン式信号機の押しボタンの位置が分かるような配慮を
一 食品の賞味期限を見えやすくするとともに、開封方法やバーコード位置など視覚障害者への配慮を
一 エスコートゾーンの敷設を伴う音響信号機の増設と、稼働時間の延長を
一 障害者差別解消法にいう合理的配慮の中に、ヒューマンアシスタント制度を含めることを
一 総てのスマートフォンを、視覚障害者が安心して使うことができるものに
一 点字ブロック上の障害物、歩道条を走行する自転車などが、視覚障害者の安全な歩行を妨げることを理解していただく活動を実施しよう

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第2回理事・役員会を開催

 梅雨明け後の最初の日曜日、7月24日に倉吉市の上井公民館を会場に、本年度第2回目の理事・役員会を10時30分から開催した。
 やむを得ず、2名の監事は欠席であったが、11名の理事と相談役、事務局長の出席の下で、冒頭6月29日に亡くなった理事の尾崎公徳さんへ黙祷した後、議事に移った。
 主な議題は、
1.近況報告について
 差別解消法施行やアイサポート運動の絡みで視覚障害者への対応などについて、話しを依頼される機会が増えているが、こちらとして望むところなので、場合に寄りお願いすることもあるので、その際には協力をと呼びかけた。また、亡くなった尾崎理事の後任は、来年が改選期でもあり、そこまでは現在の理事で補い合う方針が示されて、全会一致で承認・確認した。
2.入退会者の確認について
 東部で田中さんの入会を、死亡退会の酒巻さん、尾崎さんを承認した。
3.業務執行理事、各部報告について
 公益事業、支部総括、女性・三療部・青年・スポーツの各担当業務執行理事から総括的な報告がされた後、各部会の部長から、4月以降の事業が順調に推移しているとの報告と今後の予定などが示され、県外事業をも含めて過密な日程ではあるが、創意工夫で充実した事業をしていくことを確認して承認した。
4.文化祭について
 周辺イベントとの関係で、日程を10月30日としていたのを10月23日に繰り上げて、米子市心身障害者福祉センターを会場にバリアフリー映画の上映をメインに、カラオケ大会と、合わせてミニ福祉機器展を開催することとして、準備を進めていくことを承認した。
5.情報コミュニケーション支援機器について
 県からの補助で2台購入した『ブレイルセンスオンハンドU2』であるが、非常に多機能な機器であり、担当者に移植して現在勉強をしてもらっているところである。その後に研修や貸し出しにも対応するとの今後の活用方針が報告された。
6.第65回中国ブロック盲人福祉大会(岡山県)について
 9月10日と11日にかけて岡山市のロイヤルホテルで開催される大会に、ドライバー、ヘルパーを含めて33名が参加することが報告され、合わせて交通手段や代表者、カラオケやオセロの代表などについても確認した。
7.公益事業について
(1)リーフレット作製について
 本会の活動を紹介し、合わせて入会を呼びかけるためのリーフレットを現在作製中であり、プロに制作を依頼した経緯や、年内には完成したいと報告し、インタビューや写真撮影、文言の修正など、今後の進め方も報告した。
(2)機材の購入について
 公益事業である治療奉仕、トライアスロン選手へのケア活動や研修会などで使用する携帯型のベッドの購入が提案され、全会一致で承認された。
(3)グランドソフトボール競技の振興について
 今年度から中国ブロック大会への参加を選手の減少で見送ったが、伝統のあるこの競技を、今後は健常者をも巻き込んだ形で振興していくことを、補助の使い道をも含めて、会員であるかどうかに関わらず、公益的立場で支援していくことを確認した。
8.その他
 事務局より、リサイクルパソコン貸与事業が継続しているので希望者があれば、同じく盲導犬の貸与枠も1頭分ある、合わせて歩行訓練、パソコン・iPhoneなどの講習希望もあれば申し込みを、8月一杯まであんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師免許保有証の申請を受け付けていることなどの事務連絡を行って、午後1時15分に閉会した。

恒例の皆生トライアスロン選手へのケア活動を実施

 梅雨明け前の7月17日の日曜日、恒例の第36回全日本トライアスロン皆生大会が開催され、本会三療部会と鳥取県鍼灸マッサージ師会などが協賛して、今年も選手へのケア活動を行った。 夏本番のぎらつく暑さではなくて風も少しあり、選手にとっては恵まれた気象条件での大会であったが、その分皆生らしくなかったとのベテランの声も聞かれた。
 17名の施術者が鍼灸のブーストマッサージのブーストに別れて、80名の選手の競技後のケアを行った。
 有資格者の鍼灸マッサージ師が、本格的なケアを行う大会は珍しいこともあり、常連の方の他、初めての人もおられ、あちらこちらで喜びと感謝の声と、施術者からの「また来年もどうぞ参加を」などの会話も弾んでいた。
 全国からの参加者のなかで、ケアを通じて関われたのは極々一部の選手達であったが、3500人以上もの多くのボランティアに混じって、我々もサポートの一分野として満足感とともに、今年も真夏のビッグイベントを終えることができた。

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新たにグランドソフトボールクラブが練習と総会で始動

 昨年までは全国障害者スポーツ大会の予選を兼ねた中国ブロックグランドソフトボール大会に出場していた本県チームだが、チーム編成の難しさから今年度から大会への参加は見合わせるという苦渋の決断をしたのが昨年度末のことだった。
 ただ、これまでの歴史や続けたいという愛好者の気持ちを考慮して、大会への出場を主目的とせず、グランドソフトボールの普及・啓発、晴盲を問わない交流の促進を目的に、鳥取県グランドソフトボールクラブを新たに立ち上げて、その練習会を6月12日の日曜日に、倉吉市の七峰公園で行った。
 この度新たに会則の案を準備し、会長や事務局長も参加して午前の練習が終わった後に総会を開き、その会則を承認するとともに、今後目的達成のために協力して活動していくことを承認・確認し合った。
 もしも、関心をお持ちで、一緒にやってみたいという方がおられましたら、晴盲は問いませんので、事務局までお問い合わせ下さい。

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平成28年度定期総会を鳥取市で開催

 年度初めの定期総会を、5月29日の日曜日に、鳥取市のさわやか会館3階多目的室において、ヘルパーを含めて50数名が参集して開催された。
 下田理事の司会進行の下で、森岡副会長の開会宣言、会歌斉唱で幕を開けた式典では、開催支部の盛田支部長と会長が挨拶を行った後、引き続いてご臨席いただいた藪田県福祉保健部長、深沢鳥取市長、山根県身障協会長、竹信鳥取盲学校長にご挨拶・ご祝辞を頂戴するとともに、石破地方創生大臣、舞立参議院議員からの祝電も披露された。
 式典終了後には、休憩を挟んだ後、東部支部の河崎三千男さんと西部支部の池口幸輝さんのお二方を議長に、以下の議題を審議して、必要な報告事項については、総て執行部の提案通り満場一致で承認された。
第1号議案 平成27年度会務・事業報告の承認について
第2号議案 平成27年度決算報告並びに監査報告の承認について
第3号議案 平成28年度事業計画案並びに予算案の承認について
第4号議案 各支部並びに各部会提出案件について
・自転車走行に対する安全性確保
・テレビの緊急放送の音声化、同じくテレビ放送の情報発信では、視覚に頼らない情報提供の工夫を
・バスの停車を決められた位置で、縁石のない所で
・ブランナール三朝、ホットプラザに音声案内を、三朝町役場の音声ガイドをデジタル化に
・公的会議参加の視覚障害者には、特性に応じた会議資料の提供を
・日常生活用具の品目拡大、給付枠を3級までに
・公共施設とそれに準ずる施設には入り口とトイレには音声案内を
・多目的トイレ内にはガイド音声付加を標準に
・押しボタン式信号機に、青だけでなく赤に変わる際にも音声を
・あはき免許保有証の啓発を県に働きかけ
などの提案が各部会からあり、以前からの要望事項も多く含まれることでもあり、近く予定されている県関係部署への要望活動でも生かして行く事とした。
第5号議案 個人提出案件について
・障がい福祉サービスと、65歳移行の介護保険優先の矛盾について、現状はどうか?
・単独歩行希望者と同行援護の絡みについて
・高齢者の自転車走行の危険性について
 など、意見が出された。
第6号議案 その他連絡事項について
 なお、昼食休憩の合間に、熊本・大分の地震被害に対する義援金を募ったところ、56,010円の浄財を拠出いただいた。後日極力速やかに送金します。快くご協力いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。

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第69回全国盲人福祉大会が青森市で開催

 69回目を数える全国盲人福祉大会が、日本盲人会連合と青森県視覚障害者福祉会の共催で、5月20日からの三日間、青森市のリンクステーションホール青森で、全国から関係者約1500名が参加して開催された。
 本県からは、一部先発が19日に出発し、最終22日の福祉大会にはヘルパーを含む10名が揃って参加した。
 初日の20日には理事会や評議員会、あはき協議会の代表者会議、スポーツ協議会の代表者会議などが開かれて、本県からは、その内2会議に出席し、27年度の活動報告や決算、28年度の活動方針や予算などが審議後承認された。
 翌21日には、全国の団体から提出された様々な視覚障害者を取り巻く100以上の問題が、生活分科会、バリアフリー分科会、職業分科会の3分科会に分かれて熱心に討議され、続く全体会議で報告、承認され、平成28年度の活動方針としてとりまとめられた。
 最終日の22日には更に参加者が加わって、式典、議事などを行い、宣言や決議として発表後に承認して、それぞれが地元でこの1年活動していくことを誓い合って、「リンゴの歌」を合唱し閉会した。
 全体を通じて、新しい時代の幕開けとも言うべき障害者差別解消法、改正障害者雇用促進法の施行をてこに、我々が主体となって今後より積極的に活動していくことや、熊本、大分での地震を教訓に、改めて命を守る福祉の推進に力を入れていくことなどが色濃く反映された大会であった。
 なお、来年度第70回大会は、5月26日からの三日間、徳島市で開催される予定である。

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『後日談
 今回の第69回全国盲人福祉大会では、本会職員の山本篤子さんが、団体功労として、全国の加盟団体から推薦のあった方々とともに、日盲連光の泉賞を受賞した。
 光の泉賞は、内助の功や地方団体への福祉功労があった方が対象のもので、山本さんには本会職員として点字JBニュースの発行や、その他事務補助として本会を下支えしてもらっている。
 青森での大会では代理受領であったが、賞状と記念品の届いた5月26日に、ライトハウス研修室において伝達セレモニーを行った。
 山本さん、おめでとうございました。今後とものご協力を宜しくお願いします。

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第1回理事・役員会を開催

 平成27年度を締めくくるとともに、28年度へ向けてのスタートとなる第1回の理事役員会を、5月8日の日曜日に、倉吉市の伯耆しあわせの郷において開催した。
 都合で欠席の理事1名を除いて、監事、相談役全員の出席の下で、定刻の10時半に開会した。
 会長、遠藤監事の挨拶に続いて議事に入ったが、主な議題は、
1.近況報告について
 3月31日の日盲連の評議員会、並びに会長、副会長選挙の報告、4月に入っての県からの委託費の調査、監査会の開催など、概要の報告がされた。
2.入退会者の確認について
 死亡退会の2名を含む4名の退会が報告されて承認した。
3.平成27年度業務執行理事、各部報告並びに事業報告の承認について
 業務執行理事からの総括的な報告に続いて、会務、各部会長からの報告があり、その後全員一致で承認した。
4.平成27年度決算報告並びに監査報告の承認について
 門脇事務局長、下田会計からの決算報告の後、遠藤監事に監査報告とともに、今後の課題をご指摘いただき、その課題である法人会計の改善についての意見交換を行った後、全員一致で承認した。
5.その他
(1)平成28年度定期総会について
 既に案内を送付している通り、5月29日に鳥取市のさわやか会館で、午前10時30分から開催すること、来賓の参加状況、当日熊本地震の義援金を募ることなど、またできるだけ多くの参加と委任状の取りまとめを進めることなどについて意思確認した。
(2)県関係部署への要望活動について
 日にちは県との調整中であり、決まり次第参加者に連絡することが報告された。
(3)文化祭について
 10月30日に米子市の心身障害者福祉センターを会場に、初の試みとして、音声ガイド付き映画の上映会と、恒例のカラオケ大会を行うことを確認した。
(4)中国ブロック福祉大会への対応について
 参加者の数にもよるが、東・中・西部がまとまってマイクロバスで参加する案を検討していることや、オセロ大会の参加者の選出についての方向性を打ち出した。
(5)第69回全国大会青森大会について
 などを昼食を挟んで話し合って、総会に向けての決意を新たにし、午後1時40分に閉会した。

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三療部会が平成28年度の総会と研修会を開催

 本会のはり、きゅう、あんまマッサージ指圧師で組織している三療部会(仲村 勲部会長)は、5月1日に鳥取県ライトハウス会議・研修室で、県下より20名が参加して平成28年度の総会と研修会を開催した。
 総会では、平成27年度の事業報告、決算報告の後、平成28年度の事業計画、予算が示され、本年度も治療奉仕などの地域貢献活動や資質の向上、免許保有証をてこに、無資格者との区別化に取り組んでいく方針が示された。
 会員の意見発表では、どうしても必然として昨今の視覚障害あはき師の業の停滞をどのように改善していくかがメインテーマとなり、資質の向上と身の回りの地道なことから取り組んで行くことに、多くの意見が集約されたようだった。
 総会終了後の研修会では、講師に日盲連あはき協議会長で、お隣の島根県視覚障害者福祉協会の小川幹雄会長お迎えし、視覚障害あはき師の抱える様々な問題への中央での取り組みの最新情報をお話しいただいて、意見交換もした。議論は尽きなく、有志が居残って時間を延長するというおまけ付きで、それでも時間が足りない思いを残しつつ、再度の機会をと約して閉会した。

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女性部会が平成28年度総会と合同訓練を開催

 県女性部会は毎年交流を兼ねて一泊で開催している総会と合同訓練を、4月12、13日の両日、今年度は東部支部の肝いりで、県下各地から20数名が参加して鳥取市の'レイク大樹’で開催した。
 12日には11時から総会を開き、平成27年度の事業報告、決算報告、28年度の事業計画案、予算案、県総会への提出議案などを承認し、会員の意見交換などを行った。
 昼食を挟んで午後からの合同訓練では、桜ヶ丘デイサービスセンターの担当者に、今後に備えて「健康な毎日を過ごすために ーー高齢者の食事 ーー」のお話しを聞いた。
 夜にはテーブルマナーを兼ねた交流会で、地元の味を楽しむとともに、あちこちで会話が弾んだ。
 翌13日には、鳥取市中央保健センターの保健師の方から、「血管を若く保つために」のお話しとともに、血管年齢を計っていただいた。概ね実年齢より若い結果に、一喜一憂したりと盛り上がり、合わせて有意義なアドバイスもお聞きした。今年一年の元気な活動を合い言葉に、11時に全日程を終えて、参加者一同帰路に着いた。
 ボランティアとしてご協力いただいた鳥取市のアイメイト、米子市のワラビ会のみなさん、ご協力ありがとうございました。

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